ヨーロッパで開催されているフォーミュラーワンGPシリーズのイタリア大会は、イタリア第2の都市としてファッションや観光で世界的に有名な都市ミラノから、電車で約10分の場所にある北イタリアの都市モンツァで毎年、9月にレースが行われています。そもそもイタリアは長靴の国土地形から北と南で天候の特徴があり、日本とよく似た感じがします。モンスーン気候が影響しミラノやモンツァでは夏は暑く日差しが強いものの湿度は少なく過ごしやすい乾季が特徴です。また冬シーズンは雨期となります。GP開催時期の9月は、秋の訪れから気温も低くなり過ごしやすくなってきますが、雨の日が多くなってくる時期でもあります。場合によっては肌寒さを感じますので、レース観戦時は羽織アイテムを準備しておくと良いでしょう。
F1のイタリアで開催されるGPシリーズの魅力
年間を通して最も天候の良い時期に開催されているイタリアのGPシリーズは、F1の聖地として世界的に有名なモンツァ・サーキットでレースが行われています。レース期間中、モンツァには世界中から多くの観戦客が訪れます。その多くは大都市ミラノに滞在し、ミラノから交通の便がとてもよいので電車やバスでサーキットに向かっているようです。そのためミラノに滞在するとレース観戦と観光やイタリア料理を満喫できるメリットが得られます。一方、モンツァ・サーキットは自然に囲まれた国立公園の中にあり、約100年の歴史があるヨーロッパサーキットの中で最も古いサーキットです。またGPシリーズ期間にはイタリアを代表する世界的自動車メーカーの熱狂的ファンが大勢かけつけてレースを観戦するためスタンドがファンの身に着けているシンボルカラーで埋め尽くされ、その光景がとても圧巻なのです。
イタリアで開催されるGPシリーズのサーキットやレースの見所
伝統的なGPサーキットであるイタリアのモンツァで行われているレースは、何といっても迫力あるスピード感がとても魅力です。F1マシンの高速バトルが繰り広げられるため、ファンから絶大な人気があります。モンツァ・サーキットの特徴は、長くてフラットなストレートコースと高速コーナー、そしてマシンの平均スピードの速さとなります。また超高速走行からスピードダウンが必要となるコース設計もあり、コースの難易度は高くドライバーのテクニックがレースの勝敗を左右すると言っても過言ではありません。開催時期の9月は青空が広がる過ごしやすいシーズンですが、降雨量も増してくる時期なのでレース途中で激しく雨が降り出すことを想定し、路面状態を捉えたマシンコントールやピット作業も見所のひとつと考えます。